簿記の勉強を始めたばかりの頃、私はやる気を保つのができず、何度も挫折しそうになりました。特に、仕事やプライベートの予定に追われる中で、勉強時間を確保するのは簡単ではありませんでした。
実際、私は3級を合格するまでに約6か月、2級を合格するまでにはさらに約11ヶ月、一般的な合格期間よりもかなり時間がかかってしまいました。
そんな私が、2級勉強の後半から勉強方法を見直し、最終的には一発合格を果たすことができた、やる気が出ない時の対策やモチベーションを保つための方法をお伝えしたいと思います。
私の失敗談を交えつつお話ししていくので、同じように簿記の勉強に悩んでいる方々は参考にしてみてください。
やる気が続かなかった理由①スケジュール管理の失敗
失敗
簿記の勉強を始めたばかりの頃、仕事や他の予定に追われ、勉強時間をしっかりと確保できていませんでした。勉強を後回しにしてばかりでどんどん億劫になっていました。期間が開くと1度勉強したところも忘れてしまうので、また振り出しに戻る…なんてこともしばしば。
教訓
なんとなくの勉強スケジュールでは勉強は進まないと痛感しました。仕事やプライベートと勉強のバランスを取るためにも、無理のない計画を立て、定期的に計画を見直すことが不可欠です。
改善策
- 勉強用のスケジュール帳を購入
- 私は、月間ページ、タスク管理できる週間ページがあるスケジュール帳を購入しました。これがすごく便利で、購入してから格段に勉強のペースが上がりました。月間ページで月全体と週ごとのスケジュールを確認し、タスク管理で日々のやりたいことの優先順位を付けていきます。プライベートの予定とバランスよく取り組むのにこの方法はとても有効的でした。
私が購入したスケジュール帳はこちらです。仕事やアルバイト、家事など沢山のタスクをこなしながら勉強している方にとてもおすすめです。
やる気が続かなかった理由②計画を立てなかった
失敗談
特に2級の試験では、商業簿記と工業簿記の両方を勉強する必要があります。勉強の計画を立てていなかった私は、その時の気分に任せていたので、やる気が出たときだけ頑張る、期間が開く、忘れる、というようにとても効率の悪い勉強の仕方をしていました。
教訓
気分に任せているままでは、いつまで経っても勉強が終わらない。無駄な時間を省くために具体的な数字を使った計画を立てることがとても大切です。
改善策
- 合格したい試験日を決める。
- ネット試験でいつでも受けられることに甘えていましたが、しっかりと進めるために具体的な目標を決めました。
- 参考書の進め方を週ごとに計画する
- 試験日に向けて、参考書を週に何ページずつ終わらせるかをスケジュール帳に書き出しました。教訓を生かして商業簿記と工業簿記を平等に進めるための計画を立てました。
- スケジュール帳に進捗を記録する
- 毎回の勉強後に、どこまで終わったかをスケジュール帳に記録しておきます。次回どこから始めれば良いかすぐにわかるので、勉強に取り掛かるまでの時間を短縮でき、効率的に進めることができました。
やる気が続かなかった理由③目標を明確にできていなかった
失敗談
簿記の勉強を始めた理由が曖昧だったため、モチベーションが続かず、途中で何度も挫折しそうになりました。特に、分からない問題にぶつかった時、集中力が欠けることが多かったです。
教訓
モチベーションを保つためには自分の生活に直結するような具体的な目標が必要。
改善策
- 具体的な目標設定
- 「簿記○級に合格する」「将来にきっと役立つ」という目標でなく、「なぜ合格したいのか」「簿記を合格した先に何があるのか」を明確にすることでモチベーションを保つことができます。例えば、収入アップや転職の幅を広げるなど。
私は勉強で得た知識を家計管理に活かすことを目標にしました。
将来にきっと役立つだろうと勉強をはじめていたので、「簿記の知識を活用して家計の損益計算書、貸借対照表を作成し、収支管理を行い、資産形成を効率的に進める」を明確な目標にしました。
やる気が出ないを克服&一発合格
途中で何度も挫折しそうになりましたが、最終的にはスケジュールを見直し、計画を立て直し、明確な目標を設定することで、一発合格を達成することができました。
計画を立てそれを守ること、モチベーションを保つことが合格には不可欠です。ですが、これが大変なんですよね。私が勉強専用のスケジュール帳を購入したことをきっかけに勉強のスピードが上がってように皆さんにあった継続できる方法を探していくことが大切です。
苦しくなり過ぎないように自分の心と相談しながら一歩一歩着実に進んでいきましょう。
私の失敗談が、簿記を勉強している皆さんの合格に少しでも役に立てばうれしいです。